「インテリアで心踊るリビングをつくりたい」

新しい暮らしを考える時、暮らしのメインとなるリビングは、とりわけ心地良い空間にしたいと誰もが考えるでしょう。

ですが、その“心地良い空間“は、床材や壁紙など建物の素材だけをこだわっても、なかなか手に入れられるものではありません。
またインテリアは、ファッションのように思春期から少しずつセンスを磨くような機会も少なく、多くの方にとっては初めての家づくりですから、家づくりの終盤になって初めて、慌ててインスタグラムやピンタレストでアレコレ考え始める方も多いのではないでしょうか？

そのような場合、どうしても家具単体のデザインに目がいってしまいがちですが、洋服と同じようにトータルでスタイリングすることが成熟した空間づくりと言えます。暮らしにまつわる家具であればなおさら、洋服を着替え、クロークの中身を時の流行や季節に合わせ入れ替えるような訳にはいかないものです。勿論、ご自分の心躍るモノを選べば良いのですが、こと「日々の暮らし」となると、心踊る刺激だけではなく、なんでもない毎日に寄り添ってくれるような愛着の持てる家具選びが重要であると考えます。 

51% Interiorでは、リビングやダイニング、ベッドルームなど、空間ごとのインテリアスタイリングをご提案しています。

お好みのインテリアイメージ、お手持ちの家具をヒアリングして、ご予算の中で将来の使い方を考慮した家具選びをお手伝いいたします。他社で住宅を設計中、またはマンションや賃貸物件にお住まいの方、1人暮らしをスタートしたばかりの方も気軽にご相談ください。

「部屋のどこに家具を配置するか？」も暮らし方や動線を考慮すると重要ですので、住み手の生活スタイルや優先順位もお聞き取り致します。例えば「ダイニングテーブル」だけを考えてみても、サイズや形状などによっても配置の仕方や動線が変わってきます。この辺りは、別の記事「今選ぶべきダイニングテーブル〜ダイニングシーンの新基準」でも詳しく取り上げています。

お部屋の平面図や、寸法のメモなどがあれば、内容に応じたプランニングシートを作成することで、視覚的に実際の暮らし方をイメージいただけます。

この記事では、実際に行った51%のスタイリング事例を参考にしながら、ヒアリングからご提案、納品までのケーススタディをご紹介いたします。

1.初回打ち合わせ

初めてのお打ち合わせではお客様へのヒアリングをメインで行います。
お住まい予定の物件(家 or マンション etc...)に関する情報だけでなく、現在お持ちの家具や生活リズム、お好みのインテリアイメージなどもあれば、あわせてヒアリングさせて頂きます。

2.プランニング(初回)

初回のお打ち合わせでヒアリングさせていただいた内容を元に、プランニングシートとお見積りを作成し、インテリア計画のベース案をご覧いただきます。ここでは、まず家具の配置をご提案させて頂き、暮らし方や動線などの確認を行います。これによって、ソファやダイニングテーブルなどメインとなる家具の適切なサイズ感を絞りこみます。そして、全体の予算感を共有しながら優先順位や予算配分について再度お聞き取りし、ご提案内容に反映させていきます。ここではアイテムごとのコスト配分の見極めが重要です。また、ご希望の場合は、インテリアローンの試算も行っています。建物と同様に、長く使い続ける家具もローンでのお支払いを選択される方も多くいらっしゃいます。

3.プランニング(2回目以降)

前回のプランニングでお客様から頂いたフィードバックを元に、プラン内容と概算を再考し、再度ご提案させていただきます。

メインの家具の配置やアイテムが決まってきたら、その他の家具(サイドテーブルや照明、カーテンなど）の選定や、目指す全体イメージに合わせてカラーや素材を検討していきます。

51% Storeに展示のない商品は、メーカー直営ショールームで実物をご覧いただくことも可能です。ご希望の場合は、弊社からショールームへの見学予約を代行することも可能ですので、お気軽にお申し付けください。各メーカーと提携しているため、スムーズに安心してご見学いただけます。商品によってはメーカーからのレンタルも可能です。

4.最終プランのご提案

弊社からのご提案にご納得いただけた場合、最終的な金額をご提示させていただきます。
納期については、このタイミングで正式なご案内をさせていただきます。

5.発注・支払い

製品やメーカーによっては納期が異なりますので、ご希望の納品時期に合わせて、納期の長い商品から優先的に決定・発注作業を進めて参ります。

お支払い方法や時期はご相談の上、ご案内いたします。※遠方の方は、オンライン上でクレジットカード決済や銀行振込などご利用いただけます。

6.納品

メーカーから届いた家具を順番に納品させていただきます。ソファやテーブルなどは使用する部屋までお運びします。組み立て・設置もご希望の際はご対応させていただきます。

取材にご協力頂いた富山市のN様邸のインテリアをご紹介します。

施主様がクリップされていたインテリアイメージや、建築の素材・色、お手持ちの家具や小物などのヒアリングを交えながら、家具や照明、ラグ、インドアグリーン、窓周りカーテン等をご提案させて頂きました。

もともとご両親が暮らされていたという住宅(改修物件)には、年代物の調度品も多く、お手持ちの無名のビストロチェアや、籐座のジャンヌレライクなイージーチェアなどは、現在お好きなイメージとも遠くなく、そのままお使い頂くことにしました。

建物の改修と造作の設計は、“三次元アーキテクツ”さんです。

■ご主人

建築の計画を始めた頃は、建物のことばかり考えていて、家具のことは正直ほとんど考えていませんでした。

建築が進む中で、そろそろ家具を選びに行くかと思って五割一分に行ったのですが、そこで考えがガラッと変わりました。

プランニングシートを見せて頂いたタイミングで、自分の家のイメージが一気に現実味を帯びた感覚がして。そこからは毎日家具のことばかり考えていました（笑）。住んでみて約1年が経つのですが、家具への愛着は増す一方ですね。

■奥様

建築に関することはほどんど夫に任せていたので、家具選びも同じ様に進むと考えていました。

ただ、初めてプラニングシートを見せてもらったとき、打ち合わせ中にポロッと私が言った一言がしっかり汲み取られていて、驚いたのを覚えています。色々提案して貰う中で、五割一分と私達の頭の中がどんどんすり合わせられていく感じがして、面白かったですね。

私はどちらかというと、デザインよりも実用性を重視するタイプなんですが、そんな私でも満足できるプランになり、満足しています。

ジャン・プルーヴェのチェアが主張しすぎないようダイニングテーブルは落ち着きのあるデザインを、ペンダント照明は定番のものを選びました。オットマンやデイベッドをテーブルの代わりとして、ソファ前に配置するのは、ヨーロッパではよく見る手法です。足を投げ出しても行儀が悪くならないので案外使い勝手も良いです。

■主な納品家具

ダイニングチェア「スタンダード」、ソファ「スイタ」、ローテーブル「ゲリドン バス」（すべてヴィトラ）、ダイニングテーブル「キヌタ」(カリモク ケース スタディ)、ダイニングのペンダント照明「PH3/2 グラスペンダント」（ルイス・ポールセン）、ダイニングのカーテン「ベニット」「タンピコⅡ」（すべてクヴァドラ）、ラウンジチェア「PH29イージーアームチェア」(ファントム・ハンズ）、フロア照明「AJフロア」、ローボード「USMハラー」（USMモジュラーファニチャー）、ラグ「アラム」（キナサン)、寝室のサイドテーブル「60スツール」（アルテック）、寝室のカーテン「タイム300」「デイブレイク2」（すべてクヴァドラ）

海岸に面する天井高のあるリビングの大きな開口部と、天井から床までのカーテンをインテリアの中心に、スタンダードな定番家具を揃えました。

■主な納品家具

ダイニングチェア「CH23」、ダイニングテーブル「CH006」、ソファ「CH163」、コーヒーテーブル「フォールディングテーブル」（すべてカール・ハンセン＆サン）、ダイニングのペンダント照明「トルボーグラスペンダント」（ルイス・ポールセン）、ローボード「USMハラー」（USMモジュラーファニチャー）、ラグ「ビョークラグ」（デザインハウス・ストックホルム）、クッション「プフ」（フリッツ・ハンセン）、ラウンジチェア「PH29イージーアームチェア」（ファントム・ハンズ）、リビングのペンダント照明「グローボール」（FLOS）、カーテン「タイム300」「デイブレイク2」（すべてクヴァドラ）

広尾・六本木・表参道の中心、東京都港区西麻布の邸宅街に佇む、ヴィンテージマンションと言われた1988年築の外国人向け賃貸マンションを一棟丸ごとリノベーションしたウッドヴィル西麻布。モデルルームのスタイリングを五割一分が担当させていただきました。

■主な納品家具

ダイニングチェア「CH46」、ダイニングテーブル「CH339」、キャビネット「CH825」（すべてカール・ハンセン＆サン）、ダイニングのペンダント照明「PH3/2 グラスペンダント」（ルイス・ポールセン）、ソファ「2333」、オットマン「2226」（すべてフレデリシア）、ローテーブル「PK61」（フリッツ・ハンセン）、寝室のサイドテーブル「コロニアルテーブル」(カール・ハンセン＆サン）、個室のデスク「81Bテーブル」、チェア「N66」（すべてアルテック）、カーテン「ルーム」「メロ」（すべてキナサン）

「住宅」はもとより暮らしに纏わる「家具」ということになると、洋服のように気軽に着替え、ワードローブを流行に合わせ入れ替えるというわけにはいかない。51% Interiorでは、流行に左右されず、奇を衒わずオーソドックスで気品があるものを重要ととらえ、スタンダードでタイムレスなデザインに重点を置いています。

他社で設計中の方、まだ賃貸物件にお住まいの方も、お手持ちの家具のイメージと、将来の使い方を考慮しながらトータルでご提案させて頂きます。メールやお電話でのご相談も承ります。どうぞ、お気軽にお問い合わせください。

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